尖閣諸島は、1885年から日本政府が沖縄県当局を通ずる等の方法により再三にわたり現地調査を行い、単に尖閣諸島が無人島であるだけでなく、清国を含むいずれの国の支配も及んでいない土地(無主地)であることを慎重に確認した上で、1895年(明治28年)1月14日に閣議決定を行い、正式に日本の領土に編入し、沖縄県の所轄にしました。
この行為は、国際法上、正当に領有権を取得するためのやり方に合致しています(先占の法理)。翌年、日本の民間人が政府の許可の下で本格的な開拓を開始しました。これによって、多くの日本人が尖閣諸島に居住し、漁業を中心に鰹節工場や羽毛の採集などに従事しました。
また、政府は土地の調査、土地台帳への記載や税の徴収などを行っていました。