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学術調査

石垣市周辺海域実態調査

調査目的

本市は、広大な海に囲まれ、その自然環境は本市の貴重な財産であることから、周辺海域の維持・保全及び利活用は重要な課題であり、石垣市海洋基本計画(平成25年策定)においてもその取組について言及されている。

また、本市はSDGs未来都市に選定されており、持続可能なまちづくりの推進に取り組んでいる。

本事業は、SDGsが掲げるゴール14「海の豊かさを守ろう」の達成に寄与する取組の一環として、また、本市の海洋に関する施策の総合的かつ計画的な推進を図るための基本的な政策をまとめた石垣市海洋基本計画の実行の一環として、石垣市の周辺海域の維持・保全及び利活用のため、水質及び海流等の海洋調査を実施するとともに、周辺海域の漂流ゴミや海岸漂着ゴミの実態を把握すること、また、魚釣島等の自然環境の状況を把握することを目的とする。

調査概要
日時 令和5年1月29日(日)17時出港
~航海・調査~
1月30日(月)20時帰港
調査内容 ・魚影調査
・海洋調査
・景観調査
調査海域 ①尖閣諸島周辺海域
②石垣島北西海域
使用船舶 民間の多目的作業船
(総トン数697t)
調査海域 調査海域
調査タイムスケジュール
月日 動静 業務 備考
1/29(日) 16:00   乗船  
17:00 石垣港出港    
19:00 調査海域②到着
海洋調査及び魚影調査開始
・St.X-CTD-04実施
・St.X-CTD-03実施
・魚群探知機による観測
 
1/30(月) 06:00 調査海域①着    
07:30 海洋調査、景観調査及び魚影調査開始 ・St.X-CTD-02実施
・St.X-CTD-01実施
・船上からの海上及び魚釣島等の観測
・ドローン等による空撮及び船上からの写真・動画撮影
・魚群探知機による観測
 
12:00 観測終了
石垣港向け航走開始
   
20:00 石垣港 下船  
航海ルート 航海ルート
調査内容
魚影調査

周辺海域における海洋生物把握の一助とするため、魚影による生物量の調査を実施。

魚影の観察 魚影の観察
《調査方法》

船舶に搭載されている魚群探知機を用いた魚影の観察と記録を行う。

海洋調査

海洋汚染の状況について把握する為、漂流および漂着した海洋ごみを観測する。
調査海域の水温、塩分濃度等の水中環境を観測する。

XCTD水中投下 XCTD水中投下
船上からの海上観測 船上からの海上観測
《調査方法》

X-CTD(eXpendable Conductivity Temperature Depth profiler/船で航走しながら海水の温度や電気伝導率(塩分)を調査するための観測装置)を水中に投下し、水温、塩分の鉛直プロファイルを観測する。

外観調査

当該海域や尖閣諸島の島々の現状を把握・分析する為、海上および魚釣島等についてドローン等を用いた外観調査を行なう。

ドローンによる空撮 ドローンによる空撮
《調査方法》

船上からの目視による観測のほか、カメラやドローン等を用いて、船上および上空からの画像、動画等の映像記録を収める。

調査の様子

調査日時:令和5年1月29・30日
調査区域:魚釣島周辺海域

魚釣島を視察 魚釣島を視察
魚釣島を視察 魚釣島を視察
海上保安庁による警護 海上保安庁による警護
漂流物 漂流物 漂流物 漂流物
漂流物
漂着ゴミ 漂着ゴミ
X-CTD X-CTD
X-CTD X-CTD
海上慰霊の様子

尖閣列島戦時遭難事件の犠牲者へ献花
日時:令和5年1月30日10時頃
場所:魚釣島近海

海上慰霊の様子
海上慰霊の様子